過去の会の報告

2022年4月8日(土)14:00-15:00 オンライン開催(zoom)

家族会(当事者・兄弟姉妹・家族の会)

本日の会について、世話人の渡邉先生からの振り返り、コメントです。

冒頭の話題提供のポイント
感情(気持ち)に注意を向けてみること。
摂食障害の方は「過食・嘔吐」に従事している時は五感(みて、聴いて、触って、味わって、臭いを嗅いで)がアンバランスになっています。これを修正するためにメンタルホスピタルかまくら山の外来で「次回までに五感をチェックしてみてください」とお願いすることとしました。ただしこのアンバランスを無理やり修正することはかえって悪循環に陥るので、「感情をコントロールしない」ことが前提となります。

本日の話題を振り返って
ご本人について、むくみがでたことで自分から病院を受診したことは、自分の身体を心配してのことであり、これまですべてにおいて拒否的だったことを考えると大きな変化といえると思います。
また、別のご本人の方について、いまは夜の食べ吐きだけを続けているとのことであるが、社会性が保たれていることを私はプラスに評価したいと思います。親御さんの立場については、親子が気持ちを伝えあって協力関係を築くことが大切であり、「気持ちをわかり合う」ことを重視していくと良いのではないでしょうか。


2022年6月12日(日)14:00-16:00 オンライン開催(zoom)

家族会(当事者・兄弟姉妹・家族の会)

摂食障害のご本人やご家族、支援者の方など13名が参加してくださいました。

スタッフは顧問の末松先生、世話人の渡邉先生、磯ヶ谷、下地、山田の5名が参加しました。

今回のまとめとして、Ohanaで共有された話題や、摂食障害をめぐる昨今の課題を念頭に置きつつ、精神科医の渡邉先生が、摂食障害で悩まれている多くの方々やそのご家族に向けて課題と対処法をお話ししていきます。

 

<ご家族の方々へ>

- お子さんが、自分の体重が増えて落ち込んでいる様子を見たときは。

渡邉:親御さんとして気持ちを受けとめてあげることが大切です。ちょっとした一言に傷ついたりもしますが、逆にその一言に救われる場合もあります。

 

- お子さんが長年嘔吐を続けておりなにも変わらない、なにを言っても聴く耳をもたないと感じる。親として時に、子どもの死を覚悟するような気持ちになる。

渡邉:大変な状況が続いていると思います。ご家族やご本人が治療に取り組まれてきたと思いますが、改善せず経過する場合もあります。

しかし「あきらめず」いろいろできることをしてあげることが大切と思います。①親元に戻ってくることは親に愛着を求めているのではないか?②仕事場ではどのような活動をしているのか?意外としっかりした人間関係を築いているかもしれません。③身体的にも限界なので見守りは必要です。もし急に倒れてしまうなどの時は躊躇せずに救急車をよびましょう。

 

- お子さんが入院したとき、病院から「死を覚悟してほしい」といわれたが、家族になんの説明もなかった。これが「医療」なのだろうか。

渡邉:とても残念ですし、医療関係者として申し訳ない気持ちです。

拒食で栄養障害がある場合には命の危険があるので、そのことをご家族に伝えたのではないかと思います。ここ数年は、コロナも影響して面会ができない事態もあったことでしょう。医療者は、ご家族の不安を受けとめ、しっかりと毎週にでも経過を説明していく必要があると考えています。

 

- 自分たちがいなくなっても(ご本人が)ひとりで生活できるようになってほしい。

渡邉:生活保護や障害年金を取得する方法があります。あと、ご本人に対してご家族ができることは「本人の気持ちを受けとめる」ことだと思います。

 

 

 <当事者・経験者の方々へ>

- 摂食障害のために何年ものつらい体験があった。また、今振り返ると低体重であることの影響を強く受けていたと思うような時期もあったのですが。

渡邉:確かにやせが進行すると脳の機能も落ち、思考も停滞すると思います。アメリカでの地下室での実験は有名ですね。そこで一度体重を回復させてからでないと心理的アプローチは困難といわれています。

しかしその一方で仏教のお坊さんには荒行というのがあって、何日も飲まず食わずで、ひたすらお経を唱えて過ごします。以前は絶食療法学会というのもありました。大事なことは人間にはいろいろな「自分」がいろいろな体験をもとに形成され、なんらかの「きっかけ」を通してさまざまな「自分」をまとめていくことができるようになるのではないかと思います。(自我状態療法)

 

- 周囲からの影響で摂食障害が作られたと思う。いじめられて居場所がなく、医療にも不信感があった。

渡邉:同感です。

医療に不信感があるというお話を聞くと、医療者として申し訳ない気持ちです。いまできるかぎりのことをして病院環境も多くの患者様に心地よい「居場所」として機能するように働きかけています。

食べない「自分」や食べ吐きをする「自分」は小さいころからの体験によっても作りだされているといえます。周囲の影響を敏感に受け止めてしまう「自分」もいます。

あと、今でも残念ながらいじめは無くなっていませんが、学校の先生方にもいじめに対してきちんと対処してほしいですね。

 

- 自己肯定感が低いと感じる方へ。

渡邉:いまの「自分」は納得できない周囲からの働きかけに対する抵抗といえます。本来の「自分」を取り戻すことが治療といえます。「いまの自分でOK」といえるようになることです。

 

- 自分の経験もふまえ摂食障害の研究をしたい方へ。

渡邉:当事者研究こそが新しい学問の方向性ではないかと思います。会の参加も歓迎します。

 

- 過去にトラウマがある方、トラウマから摂食障害になった方へ。

渡邉:とてもつらい日々、生きる意味がわからない日々があったと思います。トラウマ体験をしたことがいまの「自分」に反映しているといえます。対人恐怖や怒りも出現します。依存症プログラムへの参加もいいかもしれません。

トラウマを経験された方で、いまは「生きていてよい」と感じられる方もいらっしゃると思います。人生を肯定できるようになっているのはうれしいことです。
 これは下の図に示すような「2つの渦」にまとめられると思います。左の「赤の渦」が大きい状態です。小さいころからの「自分」の成り立ちが示されているといえます。そして様々なひとや環境の影響によって出現したのが摂食障害といえます。そして右の「緑の渦」は「ほっとできる自分」といえます。これが大きくなっていくことが今後の課題といえます。そのために「家族会」があるのではないかと考えています。

今回勇気をもって発言してくれた方、「家族会」を評価してくださった方に感謝です。

 

 ご参加いただき、ありがとうございました。

2020年1月11日(土)14:00-16:00 ミューザ川崎 研修室3

 参加者は、当事者・経験者3名、ご家族1名、スタッフ5名でした。前半では、渡邉先生から話題提供があり、後半では、参加者による近況報告や意見交換が行われた。

 新年にあたってまず「今年の漢字」をそれぞれの参加者に考えてもらうこととした。渡邉は「変」という漢字を選んだ。その心は?新年を迎えて世の中、(我が国のみならず世界でも)気候も含めて変な事件が次々と起こっているという意味で用いた。しかしそのような周囲状況に振り回されずに、自分のいま置かれている状況でできることをしていきたい、つまりいまの自分の状況を変えていきたい。たとえば現在月に2回認知症の病院に勤務しているが、そこで出会う利用者のことばが気になる。「なにもせずにいることがどんどん自分の脳を弱めていく、こんな病院にはいたくない」「娘に騙されていい病院と思って入院したが、なにもすることがない」「早く退院したい」などのことばであった。そのような病院環境を踏襲するのではなく、ひとりひとりの利用者がなにを考え、なにを求めているのかというところに立ち戻って、OTを変えていきたい。もう一つは常勤で仕事をしている病院で1月から、「かまくら森田の会」をOTセラピストらと始めたことである。週1回1時間30分であるが、様々な患者さんと一緒に東洋的な療法(森田療法・内観療法とマインドフルネス)を体験しようというもの。具体的には院庭の草取りや貝磨き、身体の五感の再体験などを通して「縁」や「おかげ」に気づいていく。
 今日の午前中はマリアンナ医大の医局員の「おかげ」で図書館を利用することができ、古いが貴重な文献(下田光造:精神衛生講話)を手に取ることができた。森田は「神経質」理論をつくり、下田はそれを高く評価している。下田自身も気分障害の病前性格としての「執着性格」を見出したことで有名なひと。その中で「神経衰弱」ということばがキーワードとしてあった。ベアードという人がアメリカ文明のストレスで疲弊した「神経」を表す言葉であったが、当初見向きもされなかったが世界中に広まり、なにかあると引き合いに出されるようになった。普通のひとは休息すればなおるが、中にはいつまでも気にするひとがいて、慢性化した。摂食障害も同じことがいえて、「やせたい」気持ちや「肥りたくない」というのは多くの女性(男性も少し)が抱くが、いつしか「まあいいか」と受け止めていく。しかし慢性化するのは頑固に「いつまでも気にする」場合といえる。
 
 後半では参加者による近況報告や意見交換が行われました。そこで挙がったのは、書籍やオンライン上で読むことができる摂食障害の当事者・経験者の体験についてのストーリーに関する考え、職場での人間関係でネガティブに感じたこととポジティブに感じたこと、ご家族の立場で摂食障害を経験したことによって人生観が変化したこと、摂食障害を抱えて生活する中で将来に対して感じる不安について、などの話題であった。
 


2019年11月10日(日)14:00-16:00 ミューザ川崎 会議室3

  今回は2名の母親と2名の当事者および4名のスタッフの参加がありました。
  まず渡邉の話題提供から始まりました。11月2日に福井で行われた小児精神神経学会に参加、大会長の友田明美教授の脳科学の研究が現在の家族関係にも問題提起されているのではないかと考え、ご紹介しました。キーワードはmal-treatment マルトリートメントすなわち不適切な養育です。典型的なのが虐待ですが、子どもの脳に以下のような変化が現れています。すなわち厳しい体罰を体験した子どもたちの前頭葉は縮小し、暴言を繰り返し受けた子どもたちの聴覚野は変形し、DVを目撃してきた子どもたちの視覚野は縮小しているというのです。そして虐待でなくても「不適切」な関わりでもこのような影響があること、従って親の関わり方を変えることが重要というのです。
   摂食障害の分野では一時期は親のせいにされたことの反省から遺伝子変位の研究が行われ、「ご両親のせいではありません」という発言が多くみられましたが、いままたこのような研究からはご両親のちょっとした関わり方が大きく影響していることが指摘されており、家族会でもこのような視点を一緒に考えていくことが問題提起されているのではないかと思いました。そのような発達のプロセスへの影響も大事ですが、いま実際に直面している親子関係では親の立場としてどのように関わったよいのか途方に暮れるというご報告もあり、今後の家族会の方向性を考えさせるものとなっています。


2019年9月7日(土)14:00-16:00 ミューザ川崎 第4研修室

   参加者は、当事者・経験者3名、ご家族1名、スタッフ5名でした。また、今回はマンガ家のおちゃずけさんが参加してくださいました。おちゃずけさんは、過去に摂食障害を経験されており、マンガ家としてご活躍されるかたわら、摂食障害をテーマとした漫画を執筆され、摂食障害の啓発や支援などの活動をされていらっしゃいます。
   はじめに渡邉先生から、摂食障害に関する「医療と非医療」の取り組みに関するお話をいただきました。先生ご自身は精神科医という立場で医療の側面から摂食障害に取り組んでいらっしゃいますが、医療者だけでなく、様々な非医療の立場の人々が、それぞれの関わり方で摂食障害を抱える方々やそのご家族の方のサポート活動や啓発活動などを行なっています。お話の前半では、非医療のサポートのいくつかの事例を挙げながら、そのようなサポートに、状況に応じて、繋がっていくことの可能性についてお話がありました。後半では、渡邉先生が8月に関西森田の会に参加された時のご体験についてお話していただきました。この会で、誰かに指示されるのではなくそれぞれが創意工夫してゆるやかにサポートし合う状況、困った時は誰かがリーダーシップを取るけれども、それは課題によって臨機応変に変わる状況をご経験されたそうです。摂食障害を抱える人々は時に「こうあるべき」、「こうするべき」という思考にとらわれてしまうことがありますが、こうした会に参加することによって、物事は絶えず変化していくこと(森田療法の考え方)や、臨機応変に対応していくことを体験することができるのではないか、とご提案されました。
   医療と非医療の様々な関わり方は、活動を行う人々の個人的な経験や摂食障害に対する考え方を反映するものであり、それぞれの活動についてポジティブな面がある一方、時に課題を抱えることもあるかもしれません。しかし、それぞれが工夫を凝らし、事実を受け入れながらとりあえず「いまできること」をやっていくということが大切だと思うということでした。
   その後、参加されたみなさんにお話いただく時間がありました。仕事に関して抱える不安や食行動に関して職場で抱える問題、自分自身の存在に対する不安や過度な自己否定の気持ちなどのお話、長年家族の立場で摂食障害に向き合う辛い気持ちなどのお話がありました。参加者同士の話し合いでは、様々な人と関わることで色々な人や考え方があることを知ることを学ぶこと、失敗や間違いなどの物事を自分の人格と切り離して客観的に捉え、自己否定を減らすこと、安心して摂食障害について話せる家族会のような場につながることなどが、大切なのではないかと話されました。また、今回は約5年ぶりに参加してくださった経験者の方がいらっしゃいました。お元気なご様子で近況をご報告してくださり、スタッフもとても嬉しく思いました。

2019年7月4日(土)14:00-16:00 ミューザ川崎 第2会議室

家族会(当事者・兄弟姉妹・家族の会)

 当事者が1名ほかスタッフ3名であった。
 まず渡邉がスティグマということばについて説明した。すなわち「他者や社会集団によって個人に押し付けられた負の表象・烙印」もともとは、奴隷や犯罪者であることを示す刺青などの肉体的刻印のことを指す言葉であった」という。様々な精神障害や身体障害に対しても偏見や差別が知らず知らずのうちにわたしたちのこころの中に宿ってしまうのであり、摂食障害についても当てはまるのではないかと考えます。そして周囲からの偏見や差別にいつしか自分自身がそれを受け入れてしまうのです。それをセルフスティグマと呼びます。いつしか「自分はダメな人間だ」とか「生きている価値がない」などととらえてしまうのです。森田療法の立場からは「~でなければならない」とか「~にちがいない」というとらえ方は事実と異なるいわゆる「思想の矛盾」にあたります。摂食障害の場合にも「肥ってしまったにちがいない」とか「自分は価値のない人間だ」とか「他者と比較してすべての点で劣っている」というとらえ方をいつしかしてしまい、そのことから不安感が強まり、希死念慮を抱くまでに至ってしまいます。そしてご家族もいつしか「どうしようもない子」というようなとらえ方をしてしまいます。
 このような自己や他者そして自己をとりまく社会の「思想の矛盾」に気づき、それぞれの場で本来の自己のあり方に気づくように働きかけるのが治療といえます。その際に情動の働きを重視します。すなわち治療関係において患者様の訴えに傾聴し、ほっとできるそして安心して気持ちを伝えることのできる場をつくります。これは情動レベルの相互理解といえます。これを通して患者様の不安を改善し、いまの自己をそのまま受け入れることができるようにな働きかけを行っていく。自己の内面に気づく働きかけを行っているのが、関西森田の会で渡邉も8月に大阪に行き、体験参加する予定です。


2019年5月25日(土)13:30-16:30 ミューザ川崎 第3会議室 

定例会

 今月は定例会(1年に1、2度開催)でした。
 今回の参加者は当事者2名、ご家族3名、専門家1名、事務局7名の合計13名でした。
前半は渡邉直樹先生の講演「摂食障害の治療経験から思うこと」と、末松弘行先生の講演「日本摂食障害協会の紹介と社会復帰(就労)支援について」がありました。
 後半はグループワークです。今回は複数のグループに分かれず、皆で1つの円になってお話をしました。発言の内容は自由ですが、講演の内容を受けて、"就職について"を中心に話が進みました。
  "職場の人に摂食障害だということを打ち明けるか否か"について、当事者の方から、ご自身の経験を通してお話がありました。打ち明けるかどうかは、その時の病状、環境、色々な状況があると思います。どちらが良いということはありませんが、その時に困ったことや助かったことのエピソードは、どの立場にとっても参考になりました。
  ご家族の方からは、お子様の就職、社会復帰、自立についてのお話がありました。親がどの程度まで支援するかということは、ご家族の方が悩まれる問題の1つだと思います。こちらも色々な状況がありますが、皆で、これまでの経験や同じ悩みを話し合いながら、対応を考える時間は非常に有意義でした。参加者から出た質問について、それぞれの立場の方や専門家の先生から回答がありました。


2019年3月16日(土)14:00-16:00 ミューザ川崎 

家族会(当事者・兄弟姉妹・家族の会)

 まず渡邉より平成13年秋より関わり、いくつか感じたことが語られました。
1. 生物学的には発達障害の関与が疑われているが、これという原因物質は認められていない。例えばとんコレラのコレラ菌、帯状疱疹のヘルペスウィルスなどです。原因物質が明らかになればそれを叩く薬物を使用することで改善します。
2. しかし当面は以下のような様々な特徴がみられており、その一つ一つに対処していくことが求められます。
●強迫的なこだわり・・・これは発達障害でも、強迫性障害でも認められますが、本人がおかしいとわかっていても気にし、恐怖を抱き、行動してしまうことをいいます。・・・体重、やせ、肥満、カロリー摂取などを気にし、過剰な行動をしてしまう。拒食しかしその反動としての過食、過剰な運動(一日数万歩歩く、熱があっても外出するなど)などです。
●偏った愛着・・・人への情緒的な結びつきが愛着であり、これは人間あるいは動物にみられる正常な現象なのですが、兄妹で母親を取り合う、母親と自分の区別ができない(世代間分離ができない)などの問題が生じてきます。
●対人恐怖・・・他者と比較して自己否定的にとらえてしまい、人と関わることを避けてしまいます。
●社会性の欠如・・・結果として学校にも行けなくなります。
●希死念慮・・・結果としてこの世の中に自分の居場所がなくなります。
3.治療的対応
 ●薬物療法・・・それぞれの状態に応じた処方は可能です。不安を軽減する。衝動性を抑える。うつ状態を軽くするなどです。
 ●森田療法やストレングスモデル・・・自己のとらわれに気づき、自己の本来のあり方(こころの中から沸き起こってくる自然な欲求<絵を描きたい、勉強したい、大学に行きたい、働きたい、人を愛したいなど>)を見出して、実現していく。
 ●治療者―患者関係・・・治療者への信頼感は大切。治療者にいわれればやってみようかと思ったりする。(お寺めぐりや集団療法への参加、歩行数の軽減、周囲に目を向けるなど)
 ●家族の協力・・・叱らない、責めない、逃げない、向き合う
 ●家族会のサポート・・・自分ひとりではないこと、家族や本人の気持ちを知る。
 
*今回は総計14名の方が参加しました。そのうち親が7名、当事者は4名の参加でした。スタッフは4名でした。
*過食・嘔吐をやめることができた要因として3つのことを挙げた人がいて参考になりました。
①環境の変化・・・いろいろなことに取り組まざるを得なくなった。
②食道の痛みから吐けなくなった・・・身体的な都合
③やめたい・・・という気持ちが強まってきた
などでした。
*治るということは何を意味しているのかということが話し合われました。